乾燥してしまった頭皮への対策をお話して行きたいと思います。
当院のカウンセリングでは、頭皮の乾燥を防ぐためにシャンプー後のリンスやコンディショナー、またはトリートメントを必須とお伝えしています。
更に自然乾燥にも注意を行い、必ずドライヤーで乾かす事を患者様にお約束頂きます。
実際、初回のカウンセリングではその2つが欠けている方がほとんどです。
当院の患者様には、リンスとドライヤーは当たり前のこと。
今回は、もう一歩踏み込んだ保湿方法をお伝えしたいと思います。
ポイントは、“化粧水”です。
頭皮はお顔の肌と繋がっていて、立派な肌の一つです。
お顔には化粧水を付けるのに、頭皮には何もつけないのでしょうか?
リンス・コンディショナー・トリートメント、更には洗い流さないトリートメント。
全て、髪の毛に直接付けるもので、頭皮には付けていません。
逆に頭皮に付けて良いものでもありません。
ただし、化粧水は別。
元々肌に付ける専用の化粧品として作られている為、頭皮に直接塗っても問題ありません。
ただし、お顔に塗っているような高価な化粧水である必要はありません。
頭皮に必要なものは、ヒアルロン酸やコラーゲンではなく水分です。
適度な水分を吸収させ、お肌のバリア機能を高めましょう。
すると、保湿されることにより過剰な油分は抑えられ、さらには潤いすら出てきます。
赤みやフケ、炎症なども抑えられ健康的な髪の毛が育ちやすい“頭皮環境”が整います。
皮脂分泌が活発だった方は、油分からくる悪臭も抑える事が出来ます。
手順は簡単です。
ドライヤーで髪を乾かした後、化粧水を頭皮に付けた後、指の腹で優しくマッサージするように馴染ませていきます。
血流を促し、お顔も生き生きとしてくるはずです。
余裕がある方は、湯船につかりながら頭皮のマッサージを行っても構いません。
お風呂で毛穴が開いている状態の頭皮は、マッサージすることで汚れが浮き、洗い流しやすくなります。
マッサージや化粧水での保湿自体に直接の発毛効果はありません。
しかしながら、健康的な髪の毛の成長の為に環境を整えてあげることは必要です。
AGAをさらに加速させない為、そして治療の効果を最大限に生かす為に、
頭皮の保湿もしっかりと行っていきましょう。