牽引性脱毛症とは、髪の毛を結ぶことの多い女性に見られがちな脱毛症です。
髪の毛を強く引っ張り続けることが原因とされ、ホルモンや遺伝が原因ではありません。
無論、ホルモンバランスや遺伝の関係で脱毛症が起きるAGAやFAGAと併発する可能性は十分にあり得ます。
年齢に関係なく起こるのも特徴で、分け目が毎日同じ方・毎日同じように髪の毛を結ぶ方が、発症傾向にあります。
髪の毛が長時間無理に引っ張られることで、頭皮に負荷がかかります。
頭皮に負荷がかかることで血流が悪くなり、毛根や髪の毛に充分な栄養が行き届かなくなります。
栄養が行き届かなくなった頭皮から発毛する髪の毛は弱弱しく、充分に成長しない他、
現在生えている髪の毛も衰弱し抜けやすくなります。
初期の牽引性脱毛症の主な治療法は、髪の毛や頭皮の負担を軽減させることです。
それだけ?と思われるかもしれませんが、一番の原因が髪の毛を引っ張り続けることでの頭皮の負荷ですので、原因となっている要因をしっかり取り除く必要があります。
長い間、牽引性脱毛症だと気づかずに放置してしまっていたために、脱毛症が進んでいる場合には、AGA・FAGA治療と同じように内服や外用薬、施術などでケアしていく方法もあります。
基本的には、髪の毛や頭皮にかかる負担を減らすことで、徐々に回復していく脱毛症ですので、心当たりのある方は毎日のヘアスタイルを今一度確認してみることをおすすめ致します。
男性ももちろんですが、女性にとって髪の毛は“命”ともいわれています。
せっかくの素敵なスタイリングも、脱毛症があれば難しくなります。
まずは髪の毛や頭皮を労わることから初めていきましょう。
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