「最近髪の毛のボリュームが減ってきた」「家系がハゲているから将来はげるかもしれない」といったハゲ（薄毛）に関するお悩みを持っている方は少なくないと思います。
すぐに病院に行くのも気が引けるしまずは自分で試せることはないものか・・・と模索している方は必見です。今日から日常にすぐ取り入れることができるハゲ対策をこの記事でお伝えしていきます。
はげている原因によっては自力で薄毛を改善することは難しいですが、薄毛になる前に対策を取ることで予防できたり進行を遅らせることができます。自分に合ったものからトライしてみてはいかがでしょうか。
ハゲやすい原因になっているものとは？
多くの男性が悩まされるハゲ（薄毛）ですが、そもそもどういったことが原因でハゲてしまうのでしょうか。ハゲに大きく影響しているものは「男性ホルモン」といわれています。男性ホルモンが多いことでヘアサイクルが乱れ、細く短い毛が増えたり抜け毛が多くなったりしてハゲてしまいます。
男性ホルモン以外でハゲになりやすい主な原因は以下が考えられています。
遺伝
薄毛は遺伝するといわれています。AGA（男性型脱毛症）と呼ばれるものが発症するメカニズムは、男性ホルモンのテストステロンと「5αリダクターゼ」という酵素が結合してDHT（ジヒドロテストステロン）という悪玉男性ホルモンが生成され、乳毛頭に存在する「アンドロゲンレセプター」というホルモン受容体がこのDHTを受け取ることで、ヘアサイクルが乱れることで脱毛します。
薄毛に関わる二つの遺伝的要素があり、DHTを生成させる「5αリダクターゼの量」とDHTを受け取る感度の高さの「アンドロゲンレセプターの感受性」です。どちらか一方、あるいは両方の遺伝要素を親から引き継いだ子供はAGAを発症する可能性が高くなります。
生活習慣
ハゲる原因になる生活習慣は「乱れた食生活」「睡眠不足」「運動不足」「過度の飲酒や喫煙」です。
私たちの体は食べ物から摂取した栄養で成り立っています。髪の毛も同じで食事からの栄養が髪の毛の成長に影響を与えます。ファストフードなどの高カロリー高脂質な食事は健康な髪の毛が育つ栄養素がないだけでなく、頭皮の皮脂量が増えるという頭皮環境の悪化をも招きます。
髪の成長や頭皮の新陳代謝に大きく関わっている成長ホルモンは睡眠中の特に深い眠りの時に多く分泌されます。なので睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減少し髪の毛の成長を妨げてしまう恐れがあります。
運動不足は筋力の低下を招き血液の巡りが悪く血行不良に陥るため、頭皮まで十分な酸素や栄養が届きにくい状態になっています。頭皮に通じている毛細血管から必要な栄養を受け取って成長している髪の成長に運動不足が影響し、抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。
過剰な飲酒や喫煙といった習慣も髪の毛には良くありません。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため血行が悪くなり、髪の毛に必要な栄養が運ばれなくなり髪の毛の成長を妨げる恐れがあります。また、アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに変換されます。アセトアルデヒドは髪の毛の成長に必要なアミノ酸やビタミンなどの栄養素を大量に消費するため、髪の毛の成長を妨げてしまいます。
ストレス
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、人はストレスを感じると自律神経のバランスが乱れ交感神経が過剰に働きます。交感神経が活発になることで緊張状態が強まり血管が収縮し血行が悪くなります。髪の毛を成長させる栄養は血液によって運ばれますので、血液の循環が悪くなると髪の毛を成長させるための栄養が頭皮に届けられなくなり、髪の毛の成長を妨げる恐れがあります。
ハゲ対策のために改善したい生活習慣
ハゲやすい原因のなかで生活習慣は唯一改善することができます。ハゲてきたかもと見た目で分かるようになる前の、症状がまだ軽いうちから対策を講じることが大切です。すぐに日常生活に取り入れることができることばかりなので、できることから始めてみましょう。
食生活を見直す
健康な髪の毛を成長させるためには栄養バランスの取れた食事をとることが重要です。基本的には三食バランスの良い食事を心がけることが大切ですが、忙しかったり偏食などがある場合はサプリメントで補うこともできます。特に「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」の栄養素が髪の毛の成長には欠かせません。
・タンパク質
タンパク質は髪の毛の主成分です。タンパク質が不足すると切れ毛や薄毛・ハリコシがない不安定な髪の毛になります。
タンパク質は肉や魚、卵などの動物性タンパク質だけでなく大豆製品などの植物性タンパク質も取り入れるようにしましょう。低カロリー高たんぱくな鶏のささみや鶏ムネ肉、ビタミン群も含まれている高たんぱくなシャケは特におすすめです。また最近ではコンビニなどで売られているプロテインでも簡単にタンパク質を摂取することができます。
・ビタミン
ビタミンには様々な種類がありますが、髪の毛のために取り入れたい種類はビタミンA・ビタミンB群・ビタミンEです。ビタミン類は頭皮環境を整え髪の毛が健康的に生えてくるようにする役割があります。
ビタミンAを多く含む食材はニンジン・レバー・ウナギ・バターがあり、ビタミンBを多く含む食材はレバー・豚肉・にんにく・マグロなど、ビタミンEを多く含む食材はウナギ・モロヘイヤ・アーモンド・アボカドなどがあります。
・ミネラル
ミネラルのうちのひとつである亜鉛は、毛母細胞の増殖を促進し、薄毛の原因のひとつである5-αリダクターゼを阻害する働きがあります。
亜鉛を多く含む食材は、牡蠣・豚レバー・ナッツ類・チーズなどです。
睡眠の質を向上させる
先述した通り睡眠中の深い眠りの際に成長ホルモンが多く分泌されるため、睡眠の質を向上させることは大切です。髪の健康には成長ホルモンが大きく関わっており、成長ホルモンが分泌されることで髪の毛の成長を助ける毛母細胞の活性化や髪たんぱく質量の増加が期待できます。
就寝の3時間前までに食事を済ませることで就寝中の胃腸の消化活動を休めることができ、質のいい睡眠をとることができます。スマホやパソコンから放たれているブルーライトは眠気を誘う「メラトニン」というホルモンの分泌を抑制させます。できれば寝る２時間前から使用を控え部屋を暗くして入眠体制を整えるのがベストです。
適度な運動をする
適度な運動をすることは全身の血流を良くするために有効です。頭皮の血流が良ければ、発毛・育毛機能もスムーズになります。日頃からの運動で筋肉を動かして全身の血液の巡りを促し、髪の毛の成長に必要な栄養素が行き届くようにしましょう。運動といってもハードな運動をする必要はありません。ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、ゆるやかな動きでも長く続けられそうなものを試し、習慣づけて続けることが大切です。また体を動かすとスッキリすることができ、ストレス解消にもつながります。
飲酒・喫煙の習慣の見直し
過剰な飲酒・喫煙の習慣は健康な髪の毛の成長を妨げる要因ですのでやめることが望ましいです。ただ急にやめてしまうのはなかなか難しいですしストレスにもなり得ります。１日に吸うたばこの本数を少しずつ減らしたり、飲酒は適量を守って楽しみ、週に２日は休刊日にして飲酒をしない日を作るなどから始めてみましょう。
ストレスを発散させる
現代社会でストレスを受けずに生活することは難しいと思います。ストレスを受けてもため込まずに発散させる方法を見つけることが大切になります。趣味に没頭する時間、友達と過ごす時間など自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
対策だけで不安な場合は？
生活習慣を変えてみても薄毛の進行が止まらなかったり、生活習慣が要因でない遺伝によるハゲは自分の対策だけでは改善できないこともあります。
特にAGAを発症している場合は薄毛は進行し続けるため、早期の治療が大切です。自身の対策だけで不安な方は薄毛専門のクリニックで治療を受けることを検討してみましょう。専門医による適切な治療法を提案してもらえ、効果的な治療が受けられます。
まとめ
ハゲてしまう要因になるものとハゲ対策となる生活習慣の改善方法をお伝えしてきました。
日々の生活を見直してみて栄養バランスの取れた食事を摂ったり運動習慣を取り入れてみるなどをして、できるところからハゲ（薄毛）対策や予防に取り組んでみるのはいかがでしょうか。
自分で行う対策だけでは不安で本格的に薄毛治療を行いたい場合は薄毛専門クリニックへの相談を検討しましょう。
どのクリニックに相談するか迷っている人は、AGA治療の専門クリニックであるDr.AGAクリニックにご相談ください。
費用が気になりがちなAGA治療ですが、当院では治療を始めていただきやすいよう初月980円に設定しています。もし効果が全く得られなかった場合には、全額返金保証制度もご利用いただけます。
また、通院しやすいようにどのクリニックも駅から1分の立地に、遠方に住んでいる人や頻繁に通うのが難しい人のためにオンライン診療の体制も整えました。AGA治療を検討中の人は、お気軽にお問い合わせください。