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抜け毛がひどい原因とは?見分け方と対策もわかりやすく解説

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抜け毛が増え「このまま薄毛になるのでは…」と不安になることはありませんか? 抜け毛がひどいと感じるタイミングは人それぞれであり、原因も多岐にわたります。

また、抜け毛に対するストレスは、薄毛を悪化させるおそれがあるため、過度な心配は禁物です。抜け毛には正常なものと異常なものがあり、その原因を知ることで正しい対策ができます。

本記事では、抜け毛がひどい原因と正常・異常の見分け方、対策方法について詳しく解説します。抜け毛がひどくて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

抜け毛がひどい原因とは?

抜け毛がひどくなる原因はさまざまです。とくに、抜け毛の量が明らかに増えている場合や抜け落ちた髪の毛の細さやハリのなさが気になる場合は、何らかの原因があると考えられます。

  • AGA(男性脱毛症)
  • 遺伝
  • 生活習慣の乱れ
  • ストレス
  • 加齢
  • 誤った方法でのシャンプー
  • ヘアカラーやパーマのやりすぎ
  • 季節の変わり目
  • 内臓等の病気
  • 薬剤の投与・服用

それぞれ解説します。

AGA (男性型脱毛症)

AGA(男性型脱毛症)は、男性特有の脱毛症です。

AGAの主な原因は、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素によりジヒドロテストステロンに変換されることにあります。このジヒドロテストステロンは、髪の毛の成長期を短縮させ、抜け毛を引き起こします。

主な症状は、進行性の薄毛や短期間での多量の抜け毛であり、前頭部や頭頂部から薄毛が進行するのが特徴です。

AGAは、成人男性であれば年齢に関係なく発症し、急な抜け毛に困惑する方も少なくありません。

遺伝

自身の家系に薄毛の人がいると、自分も薄毛になるのではと心配になる方も多いでしょう。実際、抜け毛の大きな原因のひとつに遺伝があると、脱毛症に関する研究で明らかになっています。

脱毛症の発症に起因する髪質や成長サイクルなどの特性を決定するのが遺伝子だからです。

具体的には、男性ホルモンの感受性が高い遺伝子を多く持っている場合、毛根が縮小し、髪の成長サイクルが短くなり、抜け毛が増える傾向にあります。

親や近親者に薄毛の人がいる方は、抜け毛を自覚した際には早めに対策を取るのが重要です。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れも、抜け毛がひどくなる原因のひとつです。具体的には、以下のような習慣が影響します。

  • 睡眠不足:成長ホルモンの分泌が低下し、髪が十分に成長できずに抜けてしまいます。
  • 食生活の乱れ:栄養不足により髪の成長が妨げられ、抜け毛が増えます。
  • 運動不足:血流が低下し、髪の毛に必要な栄養が届かなくなり、抜け毛につながります。
  • 過度な喫煙:ニコチンが血管を収縮させ、髪の毛への栄養供給を抑制してしまいます。
  • 過度な飲酒:アルコール代謝時に髪の成長に必要な亜鉛が大量に消費され、薄毛の原因となります。

これらの生活習慣の乱れは、日常的に髪の毛に影響を与えるため意識的に改善を心がけましょう。

ストレス

ストレスと抜け毛には関連性があるという研究があるのはご存知でしょうか。

体内の血管は交感神経と副交感神経が複雑に絡まっており、過度なストレスを受けると両方の神経が収縮します。髪の毛の場合、交感神経と副交感神経の収縮で毛細血管の血流が阻害され、毛根への栄養が行き渡らなくなるため、抜け毛へとつながります。

急性ストレス(短期間の強いストレス)や慢性ストレス(長期間続くストレス)は、それぞれ異なる作用で影響を与えかねません。

たとえば、急性ストレスは一時的に大量の抜け毛を引き起こすことがあり、慢性ストレスは髪の成長を長期的に抑制し、髪が細く弱くなる原因となります。

加齢

年齢を重ねると、頭皮が硬くなり成長期の髪の毛が減少するため抜け毛が増えます。

頭皮が老化し硬くなると、血行が悪くなり髪の毛の成長に必要な栄養素が行きわたりません。この栄養素の不足が原因となり、抜け毛が増えるヘアサイクルへと陥ってしまいます。

また、髪の成長には、毛母細胞の機能が欠かせません。毛母細胞とは、髪の毛の成長に関与する重要な細胞であり、髪の毛を太く強く成長させるはたらきがあります。加齢とともに、毛母細胞の活動が衰えると、成長期の髪の割合が減少し、抜け毛や薄毛を引き起こす可能性が高まります。

一般的に加齢による抜け毛は避けられないと思われがちですが、不摂生な生活や頭皮の老化を早める行動を避ければ進行を遅らせられます。

誤った方法でのシャンプー

髪や頭皮の健康を保つためには、正しいシャンプーの方法が重要です。誤った方法でシャンプーを行ってしまうと、髪や頭皮にダメージが加わり、炎症を引き起こしかねません。

頭皮の炎症は抜け毛の原因となります。シャンプーを十分に洗い流さなかった場合、残った成分が頭皮のバリア機能を低下させ、少しの刺激でも炎症が起こるようになります。

また、爪を立てて強くこすってしまうと頭皮に傷が付き炎症を引き起こす原因になるため注意が必要です。

髪や頭皮のダメージを防ぐため、自身の洗髪方法に問題はないかを振り返り、正しいシャンプー方法を実践しましょう。

ヘアカラーやパーマのやりすぎ

「ヘアカラーやパーマのやりすぎは髪の毛によくない」というイメージをお持ちではないでしょうか。

結論から言うと、ヘアカラーやパーマをしたあとに適切なケアを怠った場合、抜け毛のリスクはきわめて高いです。

ヘアカラーやパーマには髪の構造を変えるための強力な薬剤が使用されており、これらに含まれる成分は髪の毛だけでなく頭皮にも強いダメージを与えるからです。

さらに、短期間に何度もヘアカラーやパーマを行うと、髪の内部に含まれる水分が失われ、髪が乾燥しやすくなります。

乾燥した髪は脆いため、ブラッシングやスタイリングのたびに抜け毛が生じることも少なくありません。

ヘアカラーやパーマは、おしゃれを楽しむ一つの方法ですが、髪や頭皮を痛めないためにも適切なヘアケアを心がけましょう。

関連記事:ヘアカラーによる頭皮のダメージに注意!髪染めは禿げる原因になるのか解説

季節の変わり目

季節の変わり目も抜け毛が増えやすいです。

なぜなら、季節の変わり目は、気温や湿度などの天候の変化、日照時間の変化、環境の変化、そして食生活や栄養バランスの変化など、髪の毛に影響を与える要因が重なるからです。とくに、春と秋は抜け毛が増える傾向にあります。

春は生活環境の変化がもっとも多い季節といえるでしょう。進学や就職、転勤など、今までとは異なる新しい環境での生活にストレスを感じると、自律神経の乱れが起こり、抜け毛が増えやすくなると考えられています。

秋には夏の間に受けた紫外線ダメージが原因となり、髪の毛の増殖に必要な毛母細胞のはたらきを抑制し、抜け毛を引き起こします。

また、夏の汗や皮脂により毛穴詰まりや菌が増殖した状態を放置したまま秋を迎えると、抜け毛が増える可能性がさらに高まります。

内蔵等の病気

抜け毛を引き起こす原因として、以下の病気が疑われます。

  • 膠原病
  • 栄養・代謝障害
  • 内分泌異常
  • 梅毒

それぞれ以下の表にまとめました。

解説しますので、以下の表をご参考ください。

膠原病(全身性エリテマトーデス、強皮症)全身性エリテマトーデスや強皮症などの膠原病では、免疫系の異常により自己組織が攻撃され、全身にさまざまな症状が現れます。免疫系の異常、頭皮の炎症、治療薬の副作用、栄養不足などの原因により抜け毛を引き起こします。
栄養・代謝障害(鉄欠乏性貧血、低アルブミン血症、亜鉛欠乏)鉄欠乏性貧血や低アルブミン血症、亜鉛欠乏などの栄養・代謝障害では、鉄、アルブミン、亜鉛などの栄養素が低下することで、髪の成長が阻害されます。これらの栄養素が不足することで、頭皮の健康にも悪影響を与え、抜け毛へとつながります。
内分泌異常(バセドウ病、副腎皮質機能低下症、下垂体機能低下症)バセドウ病や副腎皮質機能低下症、下垂体機能低下症などの内分泌異常では、ホルモンバランスの乱れが髪の成長や身体の健康状態に影響を与え、抜け毛を引き起こします。
梅毒梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が原因の性行為感染症です。梅毒の症状は初期、第二期、第三期の3つの段階に分かれます。抜け毛が生じるのは感染後3ヶ月程度経過した第二期に多く、まばらに毛が抜ける梅毒性脱毛という症状として現れます。

関連記事:髪が抜けるのは内臓の病気のサイン?考えられる病気や原因、対処法を解説

薬剤の投与・服用

薬は健康問題の治療や管理に欠かせませんが、副作用として抜け毛が生じる可能性があることを理解しておきましょう。とくに、抗がん剤や免疫抑制剤といった強力な薬は、体内の細胞分裂を阻害するため、短期間で多量の抜け毛が引き起こされます。

抗うつ薬や抗てんかん薬も、髪の毛の成長に関与するホルモンバランスに影響を与えるため、抜け毛を引き起こしかねません。

まれに、血圧降下薬でも血行を抑制することから、頭皮への栄養供給が低下し抜け毛が生じることもあります。

抜け毛の種類と見分け方

私たちの髪の毛は、日々抜けたり生えたりを繰り返しています。抜け毛の原因は多岐にわたりますが、抜け毛の量や状態から「正常な抜け毛」と「異常な抜け毛」に分類できるのをご存知でしょうか。

それぞれの見分け方について解説します。

関連記事:髪の毛は一日に何本抜けるのか?抜け毛のメカニズムを解説

正常な抜け毛

正常な抜け毛は、髪の毛の自然な成長サイクルの一環です。髪の毛は成長期、退行期、休止期の3つの段階を経て成長し、その後、古い髪の毛が抜け落ちて新しい髪の毛が生えます。

成人の頭皮には約10万本の髪の毛があり、1日に50〜100本程度が自然に抜け落ちます。この程度の抜け毛は健康的な髪の成長サイクルの範囲内であり、とくに心配する必要はありません。

正常な抜け毛の特徴は、以下のとおりです。

【正常な抜け毛を見分けるポイント】

  • 抜け毛の量が1日に50~100本程度:正常な髪の毛の成長サイクルの範囲の抜け毛の本数です。
  • 根元に白い毛球がついている:髪が休止期を迎え、自然に抜け落ちた証拠になります。
  • 頭皮全体からまんべんなく抜ける:正常な抜け毛は、特定の部位に偏らず、頭皮全体から均等に抜けます。
  • 抜け毛の太さが均一:成長を終えた髪の毛から抜け落ちるため、正常な抜け毛は全体的に同じ太さを持っています。
  • 季節の変わり目にのみ多くなる:基本的に正常な季節性の抜け毛は一時的なもので、長期間続くことはありません。
  • 抜け毛に光沢がある:抜けた髪の毛が健康的な光沢を持っている場合、正常な抜け毛である可能性が高いです。

異常な抜け毛

異常な抜け毛とは、先ほど解説した正常な抜け毛の範囲を超えて髪が抜ける状態を指します。何らかの原因が加わることで、髪の毛の成長サイクルを乱し、短期間〜長期間にわたり多くの抜け毛が生じます。

異常な抜け毛の特徴を確認していきましょう。

【異常な抜け毛の見分けるポイント】

  • 抜け毛の量が1日に100本以上:とくに、洗髪やブラッシング時に大量の髪が抜ける場合は要注意です。
  • 根元が細く、毛球がない:抜けた髪の根元が細く毛球がない場合は、成長期や退行期に抜けてしまったことを示します。
  • 特定の部位から集中的に抜ける:頭頂部や前頭部、こめかみなど、特定の部位から集中的に髪が抜ける。円形脱毛症のように、円形や楕円形の脱毛斑が現れることもあります。
  • 細くて弱々しい毛が多い:抜けた髪が全体的に細く、弱々しい場合は、髪の成長が十分でない状態で抜け落ちていることを示しています。
  • 光沢やコシがない:乾燥していたり、枝毛が多かったりすると、髪の健康状態が悪化している兆候となります。
  • 短期間で急激に抜ける:ストレスやホルモンバランスの乱れ、病気などが原因となっている可能性があります。
  • 頭皮のかゆみや炎症がある:フケが増えたり、頭皮が赤くなっている場合も注意が必要です。
  • 抜けた後の髪が生えにくい:髪の再生能力が低下していることを示しています。
  • からだ全体になんらかの症状がある:抜け毛に加えて、身体に症状が現れている場合(たとえば、体重減少、疲労感、ホルモン異常など)、全身的な健康問題が原因で抜け毛が発生している可能性があります。

抜け毛がひどいときの対策方法

抜け毛が増えると見た目の悩みだけでなく、心理的なストレスも大きくなります。抜け毛がひどくなったと感じたら、早めに適切な対策を取ることが重要です。

自身で行える対策方法は、以下のとおりです。

  • 生活習慣を整える
  • 正しい方法でシャンプーする
  • 紫外線対策をする
  • 頭皮マッサージをする
  • 病院に相談する

老化による抜け毛はご自身で防ぐのは難しいですが、生活習慣やシャンプーの方法が原因の抜け毛は、適切な対策で予防できるかもしれません。

それぞれの対策方法について、詳しくみていきましょう。

生活習慣を整える

生活習慣を整えることは、髪の毛の発育にとってもっとも重要となります。

十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。とくに、栄養面ではビタミンB群や鉄分、亜鉛を含む食品を積極的に摂取することで、髪の毛の発育を手助けしてくれます。

また、心理的な負担をかけ過ぎないことも重要であり、適度なストレス発散を意識し、心身の健康を保ちましょう。

正しい方法でシャンプーする

適切な方法でのシャンプーは頭皮を清潔な状態に保ち、抜け毛を防ぎます。皮脂や汚れ、細菌などを洗い流すために、1日1回毎日行いましょう。

ただし、清潔に保ちたいからといって1日にシャンプーを2回3回と行うことは禁物です。過度なシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流してしまいかねません。

また、シャンプーをする際は頭皮を傷つけないためにも、強くこすったり爪を立てたりしないことが重要です。

シャンプーの泡が残っていると頭皮の乾燥や雑菌の増殖につながりますので、最後は十分にすすぎましょう。

紫外線対策をする

紫外線は頭皮の天敵です。屋外への外出時には帽子をかぶる、頭皮への日焼け止めスプレーをするなどして、頭皮を紫外線から守りましょう。

もし、直射日光を浴びて頭皮が日焼けした場合は、冷やしたタオルでクールダウンをし、低刺激のローションなどで保湿をすることが望ましいです。

とくに、夏場の強い紫外線の影響は、遅れた頃に(秋頃)抜け毛として現れるため、抜け毛の自覚がない段階から対策をする必要があります。

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは血行を促進し、毛根に栄養を行き渡らせる効果があります。

毎日数分間、指の腹を使ってゆっくり優しくマッサージしましょう。とくに、お風呂上がりや就寝前は体温が上昇しているため、マッサージを行うことでさらなる血行の促進が期待できます。

習慣的に頭皮マッサージを行うことで、頭皮のコリを改善し柔らかい状態を保つことにつながります。

最近では市販の頭皮マッサージャーも良質なものが多く、それらを使うことでご自身の手は疲れずにマッサージを続けることも可能です。

病院に相談する

抜け毛がひどく自己対策で改善しない場合は、皮膚科や専門のクリニックに相談することが重要です。

医師の診察を受けることで、適切な治療方法を見つけることができます。とくに、AGA(男性型脱毛症)や脂漏性脱毛症など、原因が明確な抜け毛は専門的な治療が欠かせません。

早めの受診が効果的な解決策につながりますので、おひとりで悩まずにお近くの医療機関へ相談することをおすすめします。

関連記事:抜け毛・薄毛の治療で病院に行くなら何科?病院の選び方も解説

まとめ

抜け毛がひどくなる原因は、多岐にわたります。その中でも正常な抜け毛と異常な抜け毛があることを理解し、早い段階から原因のある抜け毛に対して適切な対策を取ることが重要です。

しかし、抜け毛がひどく、自身の対策だけでは改善しない場合は、専門のクリニックに相談することをおすすめします。早期に専門的な治療を開始することは「このまま薄毛になってしまうかも…」という不安から解放される近道へとつながります。

Dr.AGAクリニックは、患者さまの不安に寄り添いながら、おひとりおひとりに合った治療を提供しています。「抜け毛がひどくなってきた…」と自覚された際に、お気軽に受診を検討いただけるように、初月の治療費は薬代を含めて980円に設定しています。2カ月目以降に関しても、2,900円/月のプランがあるためお気軽に治療を受けられます。

「抜け毛」でお困りの方は、ぜひ当クリニックに一度ご相談ください。

この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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