ザガーロによる治療|効果と副作用

img

このページでは、Dr.AGAクリニックで提供するAGA治療薬「ザガーロ 0.5mg 30カプセル」について、効果や副作用などを含めてご紹介します。

ザガーロ 0.5mg 30カプセル

治療内容ザガーロ 0.5mg 30カプセル
メーカーグラクソ・スミスクライン社(GSK)
有効成分デュタステリド
効果男性における男性型脱毛症
副作用肝機能障害/黄疸/性欲減退・勃起機能不全・射精障害/発疹/頭痛、抑うつ気分/乳房障害/腹部不快感/過敏症/浮動性めまい、味覚異常/精巣痛、精巣腫脹/脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症/腹痛、下痢/倦怠感、血中CK増加 など
使用方法1日1回1カプセルを服用
禁忌本剤の成分で過敏症の既往歴のある方/本剤と同じ効果の薬を服用している方/小児(20歳未満)/重度の肝機能障害のある方
※男性専用の治療薬
重要な基本的注意カプセルは分割・粉砕不可/服用する本人以外が触れない/献血不可(服用を中止して6ヶ月以上の期間を空ける)/他の薬を服用中の方は事前に医師に相談/副作用が現れた場合は、すぐに服用を中止し医師に相談/リトナビル等のCYP3A4阻害薬との併用に注意
料金12,600円(税込13,860円)※30日分

ザガーロとは

ザガーロは、英国の製薬会社のグラクソ・スミスクライン社(GSK)で開発された有効成分「デュタステリド」を主成分とする経口タイプのAGA治療薬です。

2001年11月に前立腺肥大症の治療薬として米国で承認され、その後、男性における男性型脱毛症への効果が確認されたことから、2009年に韓国で世界初のAGA治療薬としての承認を受けました。

日本では、2015年にAGA治療薬として承認され、「ザガーロ」の商品名で発売されています。

ザガーロの効果

ザガーロの効果は、男性における男性型脱毛症の改善です。

ザガーロは、体内の還元酵素「5αリダクターゼ」Ⅰ型およびⅡ型の働きを阻害して、男性ホルモン「テストステロン」がAGAの原因となる別の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されることを抑制します。

実際に、16件のランダム化比較試験を解析した4,950名の男性被験者を対象としたメタアナリシスでは、デュタステリド0.5mg/日内服群は、プラセボ群に対して頭髪写真評価で毛量増加を示した被験者比率が有意に高いことが示されました(オッズ比 16.38、95%信頼区間 9.32〜33.29)。

出典:Gupta AK, Charrette A: The efficacy and safety of 5α-reductase inhibitors in androgenetic alopecia: a network meta-analysis and benefit-risk assessment of finasteride and dutasteride, J Dermatolog Treat, 2014; 25: 156―161.

なお、国内で実施された臨床試験でも、デュタステリドによる毛髪数・毛直径の有意な増加が報告されています。ザガーロの有効成分はジェネリック医薬品のデュタステリド錠と同一であり、効果に違いはありません。

このような有効性が示されたことから、日本皮膚科学会が公開している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」でも、成人男性のAGA治療に対してザガーロの有効成分「デュタステリド」の内服は推奨度Aとなっています。

※効果の感じ方には個人差があります。

ザガーロの副作用

重大な副作用

  • 肝機能障害(頻度不明):AST、ALT、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあります。
  • 黄疸(頻度不明):AST、ALT、ビリルビンの上昇等を伴う黄疸があらわれることがあります。

※症状が現れた場合は、すぐに服用を中止し、医師にご相談ください。

発現頻度1%以上

  • 性欲減退、勃起機能不全、射精障害

発現頻度1%未満

  • 発疹
  • 頭痛、抑うつ気分
  • 乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)
  • 腹部不快感

発現頻度不明

  • 過敏症(そう痒症、じん麻疹、血管性浮腫、限局性浮腫、アレルギー反応)
  • 浮動性めまい、味覚異常
  • 精巣痛、精巣腫脹
  • 脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症
  • 腹痛、下痢
  • 倦怠感、血中CK増加

※性欲減退、勃起機能不全、射精障害については、服用中止後も症状が持続したとの報告があります。

ザガーロの副作用に対する当院の対応

  • 黄疸などの持病をお持ちの場合、治療開始前にザガーロの使用可否をかかりつけ医にご確認いただいております。当院では問題がないことを確認したうえで、処方を行っております。
  • 発疹や乳房障害などの副作用が出た場合、当院では処方したザガーロの使用を直ちに中止いただいたうえで、当院の医師までご相談いただくようお願いしております。医師が症状を確認し、その後の治療方針について検討します。
  • 発疹や乳房障害などの症状が治まった場合でも、自己判断でザガーロの使用を再開せず、必ず当院へご相談いただくようお願いしております。
  • 体調に少しでも異変を感じたら、まずはお電話で当院までご相談ください。なお、当院の受付時間外の場合や急激な体調の変化が生じた場合には、当院への連絡にこだわらず、救急外来や救急相談窓口(#7119 など)への受診・相談もご検討ください。

📞当院のお問い合わせ電話番号

0120-433-488

※受付時間/8:00~24:00 年中無休

ザガーロによる初期脱毛

ザガーロによる治療中に「初期脱毛」と呼ばれる一時的な抜け毛が起こることがあります。治療開始後、2週間~1ヶ月頃から現れ、長い方では3ヶ月程度続くこともあります。

初期脱毛は、治療薬の作用によりヘアサイクルに変化が生じる過程で、休止期に入っていた毛髪が新しい毛髪に押し出される形で抜け落ちることで起こると考えられています。多くは一時的な経過とされ、その後に改善が見られることがあります(程度や有無には個人差があります)。

初期脱毛の症状が現れた場合は自己判断で中止せず、当院医師へご相談ください。

ザガーロの使用方法

1日1回1カプセルを服用してください。詳細な服用方法は、処方時に当院の医師の指示に従ってください。

使用上の注意

  • 食事の有無にかかわらず服用できます。
  • 多量・頻繁に服用しても効果は上がりません。副作用の発現する可能性が高くなるため、用法用量を厳守してください。
  • 服用開始後12週間で効果が現れる場合もありますが、治療効果を評価するためには、通常6ヶ月の服用が必要です。
  • 6ヶ月以上服用する場合は当院で定期的に効果を確認して、継続服用の必要性について検討する必要があります。
  • 前日に飲み忘れた場合、翌日に2日分を服用することは厳禁です。

ザガーロの禁忌

ザガーロは男性専用の治療薬です。ただし、次のいずれかに該当する男性は、ザガーロを使用できません。

  1. 本剤の成分で過敏症の既往歴のある方
  2. 本剤と同じ効果の薬を服用している方
  3. 小児(20歳未満)
  4. 重度の肝機能障害のある方

ジェネリック医薬品のデュタステリドや同じ成分の薬剤、プロペシアフィナステリドなどの5αリダクターゼ阻害薬を過去に服用された際に、そう痒症、じん麻疹、血管性浮腫などの過敏症が現れたことのある方は、服用できません。

小児を対象とした臨床試験は実施されておらず適応がないため、小児は服用できません。

また、ザガーロは主に肝臓で代謝されますが、肝機能障害のある方に投与した場合の薬物動態は検討されていないため、重度の肝機能障害のある方は服用しないでください。

ザガーロに関する重要な基本的注意

  • カプセルは分割・粉砕せずにそのまま服用してください。
  • ザガーロは皮膚からも吸収されるため、念のため本人以外の取扱いは避けてください。
  • 献血を行う場合には、ザガーロの服用を中止して6ヶ月以上の期間を空けてください。
  • 服用中はPSA値が低下することがあります。前立腺がん検診や泌尿器科受診の際は、服用中であることを必ずお伝えください。
  • 服用中に肝機能障害などの重大な副作用が現れた場合は、すぐに服用を中止し医師にご相談ください。
  • リトナビル等のCYP3A4阻害薬*との併用に注意してください。

*CYP3A4とは肝臓や小腸にある酵素のことで、薬物を代謝する働きがあります。CYP3A4阻害薬とザガーロを併用すると、ザガーロの代謝が阻害され、ザガーロの血中濃度が高まるおそれがあります。

詳細な安全性情報については、処方時に医師からしっかりと説明を行います。

参考:日本赤十字社:服薬と献血について

ザガーロについてよくあるQ&A

プロペシアとザガーロの違いは何ですか?

プロペシアとザガーロの違いは、効果の対象範囲です。

プロペシアが「5αリダクターゼ」Ⅱ型の働きを阻害するのに対し、ザガーロは「5αリダクターゼ」Ⅰ型とⅡ型の両方の働きを阻害できます。

5αリダクターゼは、Ⅰ型は皮脂腺・全身皮膚に広く存在し、Ⅱ型は毛包優位(前頭部・頭頂部)に分布しているとされるため、Ⅰ型・Ⅱ型の両方の働きを阻害できるザガーロのほうが、対象範囲がより広範です。

実際に、917名の男性被験者を対象に、24週にわたって有効成分「デュタステリド」、有効成分「フィナステリド」、プラセボを投与したランダム化比較試験において、有効成分「フィナステリド」1mg/日で頭頂部円内(直径 2.54cm円中)の発毛効果が56.5本だったのに対し、有効成分「デュタステリド」0.5mg/日では89.6本と、有効成分「デュタステリド」に優位性がある結果が出ています。

出典:Gubelin Harcha W, Barboza Martínez J, Tsai TF, et al: A randomized, active- and placebo-controlled study of the efficacy and safety of different doses of dutasteride versus placebo and finasteride in the treatment of male subjects with androgenetic alopecia, J Am Acad Dermatol, 2014; 70: 489―498.

個人輸入薬ではなくクリニックで購入すべきですか?

日本には医薬品が原因で重い副作用が発生した場合に給付金の申請が行える「医薬品副作用被害救済制度」がありますが、個人輸入した薬による副作用は対象外となってしまいます。

そのため、当院のようなクリニックで、安全性が確認されているAGA治療薬の処方を受けることをお勧めします。

治療費を抑えたい場合はどうすればいいですか?

治療費を抑える観点として当院では、先発薬ではなくジェネリック医薬品をお勧めしています。

費用を抑えたジェネリック医薬品をご希望の方はデュタステリドによる治療をご覧ください。

注意事項

※本ページは保険適用外の自由診療のご案内です。

※本ページは医薬品としての効能・効果を保証するものではありません。副作用・リスク・費用・ご契約条件を必ずご確認ください。

参考文献

PMDA:ザガーロ 添付文書(第2版 2025年 8月改訂)

PubMed:Gupta AK, Charrette A: The efficacy and safety of 5α-reductase inhibitors in androgenetic alopecia: a network meta-analysis and benefit-risk assessment of finasteride and dutasteride, J Dermatolog Treat, 2014; 25: 156―161.

日本皮膚科学会ガイドライン:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版

日本赤十字社:服薬と献血について

PubMed:Gubelin Harcha W, Barboza Martínez J, Tsai TF, et al: A randomized, active- and placebo-controlled study of the efficacy and safety of different doses of dutasteride versus placebo and finasteride in the treatment of male subjects with androgenetic alopecia, J Am Acad Dermatol, 2014; 70: 489―498.

厚生労働省:医薬品副作用被害救済制度