夏に向けてダイエットを始めている方も多い中、むくみ改善を頑張っているかたも多いのではないでしょうか。
浮腫みとは体の中に余分な水分が溜まり、上手く排出できない状態の事です。
水分が溜まっていると聞けば水分摂取を抑え、半身浴やサウナ、運動などで排出するというお声をよく耳にしますが、それは間違った方法です。
むくみの原因としては概ね以下の二つに分けられます。
・塩分の取りすぎ
体には、塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。
過剰な塩分を摂取することにより体に必要な塩分濃度を上回ると、水分を溜め込むことによって塩分濃度を薄めて元に戻そうとする働きが作用します。
しかし、むくみが水分によるものだと勘違いし、汗で水分を排出しようとしたり、水分を控えようとしたりすると、塩分濃度は薄まらないまま溜め込んだ水分は排出されず、体のむくみが蓄積していく原因となります。
・血液循環の悪化や乱れ
男女で比べると、女性の方が圧倒的にむくみに悩んでいる割合が多い傾向にあります。
デスクワークで座りっぱなし、逆に接客業で立ちっぱなしなど同じ姿勢で一日を過ごす方も多いかと思います。
同じ姿勢で過ごし続けることで、血液循環が悪くなり足に溜まった血液が元に(心臓に)戻りにくくなることがむくみの原因となります。
足には大きな筋肉があり、その筋肉がポンプの役割をすることで血液循環を促していますが、女性は男性と比べると筋肉量が少ない傾向にあるため、元々むくみやすい体質です。
それに加え同じ姿勢でい続ける事で、更に血液循環が悪くなり足のむくみとしてあらわれます。
小太りの男性が、お腹が出ているのに足は細いというのも同じ原理です。
足の筋肉で下半身にむくみを蓄積させない事が出来ても、お腹の筋肉が不足していれば、生活習慣や日々の不摂生がぽっこりお腹として蓄積されていくのです。
次回の記事では、むくみの改善方法についてご紹介していきます。
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