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頭がかゆい原因は?頭皮のかゆみを抑える対処法を解説

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「毎日洗っているはずなのに頭がかゆい…」「シャンプーも変えたのにかゆみが治らない…」

このように、清潔にしているつもりなのに頭皮のかゆみに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。頭皮のかゆみは非常に不快な問題であり、悪化すると日常生活に影響しかねません。

この記事では、頭がかゆい原因を詳しく解説し、頭皮のかゆみを抑える効果的な対処法を紹介します。頭のかゆみに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

頭がかゆい原因とは?

頭がかゆい原因は、軽度のものから日常生活に支障をきたすほどの重度のものまでさまざまです。かゆみの主な原因は、以下のとおりです。

  • かぶれ
  • 乾燥
  • 脂漏性湿疹
  • 汗疹
  • シラミ

それぞれ解説します。

かぶれ

かぶれは、さまざまな要因で頭皮が炎症をおこし、頭のかゆみを引き起こす状態です。

かぶれは、接触皮膚炎とよばれる皮膚の病気の一種で、シャンプーやパーマ、ヘアカラーなどの薬剤に含まれる成分で頭皮がアレルギー反応を引き起こし発生します。

また、爪を立ててシャンプーしたり、刺激が強いスタイリング剤を使用したりなどの日常的な行為が原因となっている場合も少なくありません。

頭皮がかぶれると赤みが出て腫れが出現します。かぶれがひどくなると、かさぶたや小さな水ぶくれができ、簡単に出血してしまいます。頭がかゆいと、無意識に触ってしまいがちですが、かぶれがひどくなる可能性があるため注意しましょう。

乾燥

頭皮が過度に乾燥すると、かゆみが生じやすくなります。

頭皮が乾燥し皮脂や水分が不足すると、バリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になるからです。とくに冬などの乾燥した環境では、頭皮の水分が不足しがちです。

また、過度な洗髪も頭皮の乾燥につながりかねません。シャンプー剤を大量に使用し長時間洗ったり、1日に何度も髪の毛を洗ったりしていると、本来必要な皮脂まで洗い流してしまうリスクがあります。

皮脂は頭皮を保護する役割があるため、失われると皮膚が乾燥し、かゆみを感じやすくなります。乾燥によるかゆみが引き金となり、頭皮の炎症や抜け毛の増加など、さまざまな症状が生じる可能性があるため、乾燥した環境には注意が必要です。

脂漏性湿疹

脂漏(しろう)性湿疹は皮脂の分泌が多い部位にできやすい、かゆみや赤みを伴う皮膚炎です。

バクテリアや細菌などから皮膚を守る「マラセチア菌」という皮膚の常在菌が、異常繁殖すると発症しやすいとされています。脂漏性湿疹は頭皮の炎症によって、皮膚が剥がれ落ちるため、フケが増えるのが特徴です。ひとによっては、過剰な皮脂成分の分泌で頭皮がべたつく場合もあります。

また、ストレスやホルモンバランスの乱れ、季節の変化は脂漏性湿疹につながる可能性があります。かゆみを我慢できずにかきむしったり、爪で引っかいたりすると悪化する危険性があるため注意しましょう。

汗疹

頭皮に汗疹(かんしん)が発生すると、強いかゆみが生じます。

汗疹は「あせも」とも呼ばれ、汗が皮膚のなかに閉じ込められるのが原因で生じる皮膚の炎症です。汗疹が生じると小さな赤いぶつぶつが現れ、炎症の程度によってはヒリヒリします。

汗疹は、暑い季節や汗をかきやすい環境で発生するのが特徴です。汗をかきやすい部位や通気性の悪い部位に発症しやすく、汗自体が皮膚を刺激し、かゆみが増える場合も少なくありません。

シラミ

頭がかゆい原因のひとつに、シラミがあげられます。

シラミはひとの頭や体、陰部に寄生し、血液を吸って生きている小さな昆虫です。シラミが血液を吸うため頭皮に咬みつき、唾液がひとの体内に注入されると、かゆみが引き起こされます。

からだに寄生し始めた段階ではほとんどかゆみは出現せず、体内でシラミの唾液に対する「IgE」といわれる抗体が反応するようになるとかゆみが発生します。

また、シラミの唾液に対してアレルギー反応が生じる場合も少なくありません。複数回咬みつかれると体内でアレルギー反応が強まり、かゆみが激しくなるケースもあります。

頭のかゆみを放置するとどうなる?

かゆい状態を放置すると、かゆみの原因である炎症が悪化し、脂漏性湿疹や過度な乾燥から生じる乾癬などの皮膚疾患が進行する可能性があります。

また、二次的な問題として生じるのが感染症です。かゆみを我慢できずにかきむしると頭皮に傷がつき、細菌や真菌が侵入しやすくなり、感染症を引き起こします。

さらに、対処を怠りかき続けてしまうと頭皮や毛根にダメージが加わり、抜け毛の要因にもなりかねません。長期的に続くかゆみは睡眠の質を低下させ、生活の質を低下させる可能性もはらんでいます。

頭がかゆいと感じた際には、かゆみの原因を特定し、早い段階から適切な処置をおこなうのが重要です。

頭皮のかゆみを抑える対処法

頭皮のかゆみは、髪の毛や頭皮の状態に悪影響をおよぼすだけではなく、日常生活にも大きな支障をきたします。また、かゆみを放置すると、炎症や感染症のリスクが高まるため、早めの対処が重要です。

頭皮のかゆみを抑える対処法は、以下のとおりです。

  • ヘアケアの用品を変える
  • 正しい方法でシャンプーする
  • 頭皮マッサージをする
  • 頭皮を保湿する
  • 市販薬を使用する
  • 頭のかゆみが治らないときは医療機関へ

それぞれの対処法について、詳しく解説します。

ヘアケアの用品を変える

使用しているシャンプーやコンディショナーが頭皮に刺激を与えてかゆみを引き起こしている可能性があるため、ヘアケア用品を見直すのは効果的です。

普段使用しているシャンプーやコンディショナーを敏感肌用や薬用の製品に変えると、頭皮のかゆみを軽減できる可能性があるからです。

また、香料や着色料などの化学成分が入っていない自然派の製品を試すのも有効でしょう。日々の洗髪は、髪の毛や頭皮の健康を保つために欠かせません。ご自身の頭皮状態に合ったヘアケア用品をみつけ、かゆみ予防につなげていきましょう。

正しい方法でシャンプーする

正しい方法でのシャンプーは、頭皮や髪の毛を清潔な状態に保ち、かゆみを防ぎます。

かゆいからといって爪を立てて力強く洗うのではなく、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするように洗います。爪を立ててシャンプーをすると頭皮に傷がつき、かゆみが悪化する場合があるので避けましょう。

また、かゆみを取り除きたいからといって、1日に何度もシャンプーを行うのは禁物です。過度なシャンプーは、頭皮の保護に必要な皮脂まで洗い流してしまいかねません。シャンプーの泡が残っていると頭皮の乾燥や雑菌の増殖からさらなるかゆみにつながりますので、洗髪後はしっかりとすすぎましょう。

頭皮マッサージをする

頭皮のマッサージは血行を促進し、頭皮の健康を保つために効果的です。

血行が促進すると、頭皮に栄養と酸素が行きわたり、頭皮の状態が改善されるとともに、髪の毛の成長も期待できます。

また、マッサージをとおして頭皮の柔軟性が増すと、皮脂や老廃物の排出がスムーズになります。お風呂あがりは頭皮が柔らかくなっているため、頭皮のマッサージを行うと、より効果が高まるでしょう。指の腹をつかった優しく円を描くようなマッサージは、かゆみの軽減に加えリラックス効果もあります。

頭皮がかゆくても、頭をかきむしらずに、優しくマッサージをする習慣を身につけていきましょう。

頭皮を保湿する

すでに述べたように、乾燥は頭皮のかゆみの大きな原因のひとつです。

からだのなかでも、頭皮は保湿力があまりなく乾燥しやすい部分とされています。乾燥した頭皮を保湿するためには、頭皮用の保湿ローションやオイルが有効です。保湿ローションやオイルなどの保湿剤は、頭皮のバリア機能を強めて、外部からの刺激を防ぐ効果があるからです。

効果的な保湿のタイミングは、洗髪後に軽くタオルで乾かした直後であり、毛穴が開いている状態の頭皮に保湿成分が浸透しやすくなります。保湿効果を持続させるためには、保湿ローションやオイルなどの保湿剤の継続的な使用が欠かせません。適切なヘアケア用品を使用し、保湿を心がけましょう。

市販薬を使用する

市販薬を正しく使用すれば、頭のかゆみを効果的に抑えられる場合があります。はじめて市販薬を購入する際には、どういった症状に対しての薬なのか、どのような成分が入っているのかなどの確認が必要です。

たとえば、市販のかゆみ止めに用いられていることの多いジフェンヒドラミンという成分(抗ヒスタミン薬)は、かゆみや鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンのはたらきを抑えます。

しかし抗ヒスタミン薬は、かゆみがアレルギー反応を原因とする症状には有効ですが、アトピー性皮膚炎や頭皮の乾燥が原因の乾癬(かんせん)などには効きません。かゆみの原因によって選ぶべき薬は異なるため、症状の改善がみられないときは使用を中止し、専門の医療機関へ相談しましょう。

頭のかゆみが治らないときは医療機関へ

日々のケアや市販薬を使用しても頭のかゆみが治らないときは、医療機関への受診をおすすめします。

ご自身の判断で取り組んでいた対処方法が不適切だった場合、かゆみが悪化するリスクがあるからです。かゆみが長期間続くと、症状が悪化するだけなく、他の健康問題を引き起こしかねません。

また、かゆみの原因が皮膚疾患や感染症の場合、医師による専門的な治療が必要です。早期受診で原因が特定され、適切な治療を受けられれば、ひとりで悩まずに健康な頭皮を取り戻せるでしょう。

まとめ

頭皮のかゆみは、乾燥、脂漏性皮膚炎、シラミ、汗疹などさまざまな原因で引き起こされます。

かゆみを放置すると、皮膚の損傷や感染症、脱毛、生活の質の低下など、さまざまな問題を引き起こす可能性があるため、早めの対処が必要です。

しかし、かゆみがひどく、ご自身の対策だけでは改善しない場合は、専門の医療機関への受診をおすすめします。専門医の診断と適切な治療を受けられれば、頭皮の健康状態を改善し、かゆみを効果的に抑えられます。

どの医療機関を選べばよいか迷った際には、一度Dr.AGAクリニックへご相談ください。

当院では、詳細な問診と血液検査の数値を精査し、一人ひとりに適した安全な治療を提供しています。カウンセリングは24時間いつでもご予約できるため、不安や気になることがあれば気軽にお問合せください。

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この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

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