AGA治療

ミノキシジルで頭痛が起こる理由とは?併用できる薬についても解説

AGA治療

ミノキシジルを使用していて頭痛を感じたことはないでしょうか?
治療を開始して、薬を服用した途端に頭痛が起こると、不安になる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、本記事では、ミノキシジルで頭痛が起こる理由を解説しつつ、後半はミノキシジルと他のAGA治療薬との併用ができるのかについてご説明します。
なお、そもそもミノキシジルがどんな薬なのかについては、「ミノキシジルとは?効果や副作用、使い方や注意点を解説」に詳しく記載しているため、そちらもあわせてご覧ください。

ミノキシジルで頭痛が起こる理由

発毛薬として有名なミノキシジルを内服されると、まれに頭痛が起こる方がいらっしゃいます。
頭痛が生じるのは、内服を始めてからおよそ1ヵ月以内がほとんどで、体が慣れてくることで徐々に頭痛は改善され痛みがなくなっていきます。

ミノキシジルは、もともとは血圧降下剤で、高血圧患者用の薬として開発されました。
血管拡張作用によって頭皮に送られる血流を改善します。しかし、その際に、硬くて広がらない頭蓋骨に血管が圧迫される形で頭痛が起こるといわれています。

頭痛の強さは人によって感じ方が違うため、まったく痛みを感じない方から強い痛みを訴える方までさまざまです。
ただし、傾向として、頭痛を訴えるのは60歳以上の方に多く、比較的年齢の若い方には頭痛をはじめとした副作用の症状が出にくいといえます。

ミノキシジルによる頭痛への対処法

ミノキシジルによる頭痛の対処法としては、徐々にミノキシジルを体に慣らしていく、ということになります。
実際、継続して使用することで、頭痛が軽減される方がほとんどです。

また、体が慣れるまでは頭痛薬を使うという選択肢もあります。ただし、頭痛薬を服用される場合には、事前に医師に相談するようにしてください。頭痛薬や鎮痛剤には、ミノキシジルと同様に血圧を下げる作用があるためです。
頭痛がする際に自己判断で頭痛薬を服用すると、血圧が下がりすぎてめまいやふらつきが起こり、転倒や怪我に発展する可能性があるため、とても危険です。基本的に、用量・用法を守っていれば安心して使用ができるミノキシジルですが、持病や他の薬との飲み合わせなど、服用が初めての方にとっては心配もあるかと思います。不明点や不安点がある場合には、何でもクリニックまでご相談ください。

ミノキシジルと併用できる薬とは?

ミノキシジルを使用して頭痛が発生された方の中には、ミノキシジルが他のAGA治療薬と併用できるのか、不安に思う方もいるでしょう。
この記事の後半では、ミノキシジルと他の薬は併用できるのか、詳しく紹介していきます。

ミノキシジルとプロペシアの併用

プロペシアは、人間の体内に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」Ⅱ型の働きを阻害して、男性ホルモン「テストステロン」との結合を防ぐことで、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成されることを抑制します。ミノキシジルで発毛を促し、プロペシアでAGAの進行を抑制することで、AGA治療における攻めと守りの対策が可能となるため、治療の効果がより期待できるでしょう
併用によって想定される副作用としては、プロペシアの副作用である精液量の減少や性欲減退、勃起不全、ミノキシジルの副作用であるめまいや動悸などです。

ミノキシジルとザガーロの併用

ザガーロは、人間の体内に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」Ⅰ型・Ⅱ型の働きを阻害して、男性ホルモン「テストステロン」との結合を防ぐことで、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成されることを抑制します。プロペシアより効果範囲が広いため、プロペシアで効果が実感できなかった人でも効き目を実感できる可能性があります。
想定される副作用としては、ザガーロの副作用である精液量の減少や性欲減退、勃起不全に加えて、ミノキシジルの副作用であるめまいや動悸、息切れが考えられます。

ミノキシジルとフィンペシアの併用

フィンペシアは、プロペシアのジェネリック医薬品です。そのため、期待できる効果・副作用はプロペシアと同様と考えられています。

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この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

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