髪の毛は濡れている状態で長時間放置してしまうとキューティクルが弱くなり、少しの摩擦でも傷みやすくなってしまいます。
入浴後に髪を自然乾燥することで頭皮の臭いや加齢臭の原因になる恐れがあるため、しっかり乾かすことが大事ですが、誤ったドライヤーの使い方をしていると髪の毛を傷つけ、抜け毛や薄毛につながる可能性もあります。
そこで、本記事では、ドライヤーの誤った使い方・正しい使い方について、ご説明します。
誤った使い方
・入浴後直ぐにドライヤーで乾かす
・ドライヤーを動かして使っていない
・濡れた状態でブラッシングをしている
・一ヵ所に温風をあてて当て続け、髪に触れらないほど熱くなっている
・近い距離で温風を当てている
・冷風機能を使わない
上記のような使い方を続けてしまうと、髪の毛がパサついてしまい艶のない髪の毛になってしまいます。
髪の毛は主にタンパク質で作られており、中心部はメデュラ、中間部コルテックス、表面はキューティクルと呼ばれる3層構造になっています。
表面のキューティクルは傷みやすく、ドライヤーの高温に弱いだけでなく、水分を含んでいるままだと開いた状態のままになり、髪の乾燥が悪化します。
キューティクルは自ら補修することができないため、カットや補修効果のあるトリートメントを使う必要があります。
正しい使い方
1.タオルドライ
ドライヤーを使う前にまずはタオルドライをします。タオルでゴシゴシ拭くのではなく、乾いたタオルでトントンと髪の毛を叩くようにしてタオルドライをします。
タオルドライをすることでドライヤーをあてる時間が短くなり、髪の毛へのダメージを減らすことができます。
また、タオルドライをした後に洗い流さないトリートメントなどを使うことで、仕上がりのツヤを増すことができます。
2.ドライヤーは髪の毛から20㎝以上離して使い、根元から乾かしましょう。
毛先から乾かすと髪の毛は乾きづらくドライヤーをあてる時間が長くなってしまいます。
髪の毛が集中している根元が一番乾きづらいので、根元から乾かしましょう。
3.髪の根元が乾いたらドライヤーを左右に揺らしながら、毛先に向かい温風を当てていきます。
同じ所に温風を当て続けてしまうと、温度が高くなりすぎて髪の毛が傷んでしまう可能性があり、キューティクルを傷つけてパサつく原因に。
4.髪全体の8割が乾いたら、一度ブラシで毛流れを整えます。
乾ききる前にブラッシングをすることで、クセやうねりが固定されます。
5.冷風に切り替えて残った湿気を飛ばすイメージで仕上げます。
仕上げに冷風を使うことで、クセを固定し、まとまりやすくなります。
今回ご紹介した正しい使い方を参考にドライヤーの使い方を見直してみてはいかかでしょうか。