シャンプーとリンスを1ステップで済ませられる便利な《リンスインシャンプー》ですが、通常のシャンプーとリンスを混ぜてもリンスインシャンプーにはなりません。
シャンプーの分子はマイナスの電気を帯びており、逆にリンスの分子はプラスの電気を帯びています。
通常のシャンプーとリンスを混ぜるとお互いの分子が引き合ってしまい、それぞれの機能を失ってしまうのです。
しかしリンスインシャンプーの場合、リンス成分は通常のリンスよりも分子量が大きく、シャンプー成分が髪の毛に作用した後にリンスが作用するように浸透時間を考えられた処方になっています。
リンスインシャンプーのメリット/デメリット
【メリット】
・時短
・経済的
・エコ
【デメリット】
・髪のケア効果が劣る
・リンスが頭皮に付着する
本来シャンプーは頭皮の汚れを泡で取りこみ、リンスは髪の毛をコーティングすることで指通りを良くします。しかしリンスインシャンプーはその特性上、リンスが髪の毛だけでなく頭皮にも付着してしまいます。すすいだ後も頭皮にリンスが残りやすい為、もともと頭皮が脂っぽい方は頭皮環境の悪化につながる恐れがあります。
よってリンスインシャンプーは皮脂が気になる時は洗浄力、ダメージが目立つ時は補修効果が通常のシャンプーとリンスよりも劣る為、使う際は頭皮の状態によって使い分けることが大切になります。