髪の毛には人種により、髪の色や太さなどさまざまな違いがあります。
私たち日本人はモンゴリアンといい、髪の色は濃褐色~黒褐色の人がほとんどです。
毛髪は太く、毛の切断面は正円の直毛~楕円形の波状毛という癖毛が特徴的です。
一方で欧米人はコーカシアンといい、髪の毛の色は明るくブロンド~褐色の人が多い傾向にあります。
毛髪の太さは細毛が多く、毛の切断面は楕円形の波状毛の大きめの癖毛が多く柔らかい毛髪が一般的です。
上記のような髪色の違いの原因は「メラニン」の量によって生じます。
メラニンにはユーメラニンとフェオメラニンの2つが存在し、ユーメラニンが多いと髪の毛の色が濃くなり、フェオメラニンが多いと黄色や赤色の毛が多く薄くなります。
日本人はユーメラニンの含有量が多いので生まれつき黒髪の方が多いのです。
髪色以外に髪質にも違いがあります。
欧米人は細毛ですがキューティクルの密度があるので見た目よりも強度があり、カラーリングやパーマ剤にもとても強く、傷みにくいのが特徴です。
逆にアジア人の場合髪が太くても、キューティクルが大きく脆いのでカラーリングやパーマをすると傷みやすいという特徴があります。
このように人種の違いから髪の毛の色や髪質、クセなどに違いが生じるようになるのです。
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