AGA治療

AGA治療は保険適用になる?費用相場や治療費を安く抑える方法を解説

AGA治療

「AGA治療って保険適用されるの?」
「費用について調べたけど、相場感がわからない…」

AGA治療を始めたい人のなかには、費用について気になっている方も多いのではないでしょうか。自分で調べていくうちに、医療機関ごとで費用が異なったり治療の種類が複数あったりして、理解が追いつかない方もいるでしょう。

ここでは、AGA治療の費用について気になっている方に向けて、保険適用の有無から治療ごとの相場感、治療費を抑える方法についても説明します。

AGA治療は保険適用の対象外

AGA治療は保険適用がされない自由診療となっており、費用はすべて自己負担になります。

保険適用となる治療は、命に関わるかどうかという観点で決められています。そのため、AGAは髪の毛が抜け落ちるという症状はありますが、直接命に関わることはないことから保険適用外となっています。

一方で、AGAだと思って受診したら、脂漏性皮膚炎や円形脱毛症など別の病気による脱毛だった場合は、保険適用で治療を受けることが可能です。円形脱毛症は、自己免疫疾患などの可能性があることから、保険適用となっています。

また、脂漏性皮膚炎や円形脱毛症のような保険適用の治療と、AGAのような保険適用外の治療を同時に行うことは、混合診療と呼ばれています。混合診療は、現時点で認められていないため、同時に治療を行うことはできないと覚えておきましょう(2023年6月時点)。

AGA治療で医療費控除は受けられる?

医療費控除は、年間で支払った医療費が一定額を超えた場合に所得控除が受けられる制度ですが、AGAの治療費は計上できません。

その理由は、国税庁が医療費控除について以下のように定めているからです。

いわゆる人間ドックその他の健康診断のための費用及び容姿を美化し、又は容ぼうを変えるなどのための費用は、医療費に該当しないことに留意する。

国税庁 法第73条 《医療費控除》関係 73-4

AGAは容姿の美化が目的となる自由診療とみなされるため、歯の矯正などと同様に、費用は医療費控除の対象外となってしまいます。

AGA治療の費用相場

AGA治療の費用相場について説明します。

一般的な診察料・検査料

診察料、再診料、検査料の相場は、以下の通りです。

診察料0円〜5,000円
再診料1,000円〜3,000円
検査料5,000円〜10,000円

ただし、AGA治療では、診察料と再診料を無料としているところも少なくありません。

AGAの治療は、体の状態を正確に判断したうえで治療に臨むことが大切です。AGA治療の検査では、体内の状態を血液検査で、頭皮の状態は頭皮マイクロスコープで調べて、体調の把握や抜け毛の原因を調べます。

診察料や再診料のように検査費用も安くしているクリニックもありますが、必要な検査をしてもらえるかどうかは確認をしておきましょう。

内服薬のみ服用した場合

クリニックによって費用が異なりますが、内服薬の使用は単剤で月々5,000円〜10,000円ほどです。ミノキシジルタブレット(ミノタブ)と他の2剤のどちらかを併用する場合は7,000円〜16,000円 ほどが必要になるでしょう。

薬の種類費用相場
フィナステリド4,000円〜10,000円
デュタステリド7,000円〜10,000円
ミノキシジルタブレット6,000円〜10,000円

フィナステリドとデュタステリドは、どちらも5αリダクターゼという酵素の働きを阻害してジヒドロテストステロンの生成を抑制し、毛母細胞の毛周期を整えることによって抜け毛を予防する薬です。作用機序が似ていることから、併用はできません。

一方でミノキシジルタブレットは、血管の拡張により頭皮の血行を良くすることで発毛効果が期待できると考えられている薬です。フィナステリドやデュタステリドとは作用が異なるため、どちらかとの併用が可能となります。

できるだけ費用を抑えたい方は、ジェネリック医薬品の使用を医師に相談しましょう。先発品(フィナステリドならプロペシア、デュタステリドならザガーロ)よりも費用を抑えることが可能です。

内服薬と外用薬を併用した場合

内服薬と外用薬を併用する場合の費用は9,000円~23,000円ほどでしょう。

外用薬には、ミノキシジルがあります。医療機関によって差がありますが、外用薬だけの費用は5,000円〜13,000円ほどが多いです。

内服薬、外用薬をそれぞれ単体で使うよりも、併用することで費用が高くなります。できるだけ費用を抑えたい場合は、ジェネリック医薬品の使用を医師に相談したり、どちらかの薬を使用したりすることを検討しましょう。

ただし、費用を抑えるために薬を個人輸入サイトなどから購入するのは、やめましょう。重篤な副作用が出たり、必要な成分が入っていなかったりする可能性があるからです。

注入薬を服用した場合

注入薬を使用した場合の費用相場は、メソセラピーで1回15,000円〜55,000円、HARG療法(ハーグ療法)で1回あたり60,000円~200,000円と想定しておくとよいでしょう。

メソセラピーが15,000円程度の安価 で提供されている場合は、施術1回あたりの金額を表示している可能性があります。また、HARG療法(ハーグ療法)は月に1回の施術を半年から9ヵ月程度継続する必要があるため、総額での値段を確認しておきましょう。

他にも診察料、検査費用、その他の条件などを確認したうえで、最終的な費用を確認してください。

植毛・増毛をした場合

植毛・増毛をした場合は、総額で65万円〜300万円を想定しておきましょう。

費用は、植毛・増毛の本数や株数(グラフト)、範囲、クリニックによって変動します。無料相談を行っているクリニックも多いため、気になる場合は内容や費用の確認をしてみましょう。

そのほか必要に応じてかかる費用

診察料、検査料、薬代のほかにも、育毛環境を整えるためのシャンプーや、サプリメントを使用するなら、その分の費用も必要です。使用するシャンプーや、サプリメントの種類によって値段が変動するため、費用を抑えたい場合は、シャンプーだけを利用するなど工夫すると良いでしょう。

AGA治療の費用を安く抑える方法

AGAの治療費は1ヵ月単位で見ると支払いが難しくないように感じますが、AGA治療は継続することが大切なため、年単位で考えておくことが重要です。年間だと数万円程度かかるものと考えておきましょう。

以降では、できる限り費用を抑える方法について紹介しますので、費用が気になる方は参考にしてください。

早期にAGA治療を始める

AGAはジヒドロテストステロンという男性ホルモンが毛母細胞の分裂を抑制して、ヘアサイクル(毛周期)の成長期を短縮させてしまうことで抜け毛や薄毛が起こる病気です。

毛母細胞には寿命があり、ヘアサイクルの回数が決まっているため、現状の治療では寿命を終えた毛母細胞を復活させることはできません。AGAの症状を放置する分だけヘアサイクルが消費されてしまうため、早期治療が大切です。

少しでも抜け毛や薄毛が気になったら、早めに医療機関で診断を受けるようにしましょう。

ジェネリック医薬品を選ぶ

ジェネリック医薬品は後発医薬品と呼ばれており、先発医薬品(新薬)と同じ有効成分を使っている薬のことです。ジェネリック医薬品は、新薬をベースにして少ない開発費で製造・販売されている医薬品であるため、新薬よりも低価格で購入できます。

AGA治療薬では、プロペシアやザガーロのジェネリック医薬品が販売されていますので、できるだけ費用を抑えたい人は医療機関にジェネリック医薬品の使用を相談してみましょう。

ただし、ジェネリック医薬品や先発医薬品の個人輸入は危険です。医師から処方されていない薬を服用すると、偽薬の入手につながり、思わぬ健康被害が起こるリスクや、国からの救済措置が利用できないといったデメリットが多くあります。必ず専門のクリニックで処方してもらいましょう。

まとめ

AGA治療は、基本的に保険適用がされません。ただし、脱毛の原因が脂漏性皮膚炎や円形脱毛症(自己免疫疾患)など、治療が必要な病気である場合は、その治療に対して保険適用がされます。

早期に治療を開始することや、ジェネリック医薬品を選ぶことなど、費用を抑えるための方法はいくつかありますので、まずは専門クリニックにご相談ください。

「Dr.AGAクリニック」では、初月980円からAGA治療を開始することができます。返金保証の制度もありますので、AGA治療について気になっている方は、一度お気軽にお問い合わせください。

この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 坂口海雲

H21 大阪市立大学医学部 卒業
H23 大阪市立大学循環器内科 入局
H23 ベルランド総合病院
H24 川崎病院 臨床助教
H25 大阪市立大学病院
H28 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
R2  Dr.AGAクリニック 総院長就任

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