唐辛子の刺激成分のもとになっているのが「カプサイシン」という成分です。
カプサイシンは唐辛子やキムチなどに含まれる辛味成分で、食欲増進効果・整腸作用・冷え性の改善効果ほか、エネルギー代謝向上に関わるホルモンの分泌を促して脂肪の燃焼を助ける効果もあるとされています。
また、髪の毛の面では、カプサイシンには頭皮を含め全身の血流改善に効果があるため、血行不良による薄毛・抜け毛の予防や発毛・発毛にも役に立つ可能性があるといわれています。
カプサイシンは加熱しても壊れにくく、加熱調理をしても辛味は残ります。加えて、生の状態だと吸収率が悪く10%程度しか吸収されませんが、茹でたり油と一緒に摂取したりすることで、吸収率を30~70%に上げることができるので、加熱調理がおすすめです。
一味唐辛子や七味唐辛子として市販されているものは、スパイス代わりにもなって食事にとりいれやすいです。
唐辛子の場合、カプサイシンは主に種やヘタの部分に含まれており、品種によっても含有量が異なります。摂取しすぎると喉や胃の粘膜が傷つき荒れてしまう恐れがありますので、食べ過ぎには注意しましょう。
唐辛子を使った簡単レシピをご紹介しますので、是非作ってみてくださいね。
《ピリ辛!鮭の味噌マヨ蒸し》1人前
鮭の切り身:1切れ
しめじ:1/2パック
エリンギ:1/2パック
舞茸:1パック
★味噌:大さじ 1/2
★マヨネーズ:大さじ1
★みりん:小さじ1
★ごま油:小さじ1
★七味唐辛子:小さじ 1/4
塩コショウ:適量
料理酒:大さじ1
小ねぎ(小口切り):お好みで
1.しめじ、エリンギ、舞茸は石づきを切り落とし、手でほぐす。
2.ボウルに★を入れて混ぜ合わせる。
3.耐熱容器に鮭の皮の面を上にして入れ、2で混ぜ合わせた調味料をスプーンで塗る。
4.鮭の上に1でほぐしたきのこ類を乗せる。
5.塩コショウと料理酒をかけてラップをふんわり被せ600Wの電子レンジで5分半加熱する。(必要に応じて調整してください)
6.鮭に火が通ったら、お好みで小ねぎを散らして完成!
食物繊維やビタミン類が豊富なきのこと、強力な抗酸化作用がある鮭を使用しているので体の健康維持にもピッタリです。
しかし刺激性が強いので、食べ過ぎてしまうと刺激で胃の粘膜が傷ついてしまうことも・・・
また排便時に肛門周囲に付着した刺激成分が、肛門周囲の皮膚がかぶれ痒みを引き起こすことがあります。
量や頻度は体質や体調に合わせて調整すると良いでしょう。