亜鉛は食べ合わせを注意しないと、吸収が阻害される可能性があるとされています。本記事でみていきましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状や治療法については必ず医師の診察を受けてください。効果には個人差があります。
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亜鉛の吸収を阻害する可能性のあるもの①:食品添加物
ポリリン酸をはじめとする食品添加物は、亜鉛の吸収を阻害する可能性があるとされています。
インスタント食品やコンビニ食品に含まれることが多いとされるため、意識せず摂取している場合もあるはずです。
食事をコンビニ弁当で済ませることが多い方は、自炊に切り替えるなど、食生活の改善をお勧めします。
亜鉛の吸収を阻害する可能性のあるもの②アルコール
過度な飲酒は、血中に含まれるタンパク質(アルブミン)の低下を招く恐れがあります。
血中のアルブミンが減少すると、同じく血中にある亜鉛を保持できなくなり、亜鉛の状態に影響する可能性があります(個人差があります)。
また、アルコールには利尿作用があるため、亜鉛も排出が増える可能性があります。そのため、過度な飲酒には注意しましょう。
亜鉛の吸収を阻害する可能性のあるもの③食物繊維
食物繊維、特にフィチン酸を含む食品(全粒穀物、豆類など)は亜鉛の吸収を阻害する可能性があるとされています。
フィチン酸は亜鉛と結合して不溶性の複合体を形成し、腸からの吸収を減少させると言われており、特に全粒穀物や豆類、ナッツ類は亜鉛の吸収を妨げる恐れがあるため、摂取するタイミングに注意しましょう(食品の種類や調理法・摂取量により影響は異なる可能性があります)。
亜鉛の吸収を阻害する可能性のあるもの④カルシウム
高用量のカルシウムサプリメントを亜鉛と同時に摂取すると、亜鉛の吸収が阻害する可能性があるとされています。
それぞれのサプリメントを利用する場合は、少なくとも2時間程度間隔を空けると良いでしょう。
亜鉛の吸収を阻害する可能性のあるもの⑤タンニン
タンニンはほうれん草などの緑黄色野菜に含まれるほか、お茶や紅茶などの渋みのもととなっている成分です。
健康指標への影響が報告されていますが、同時に亜鉛の吸収率に影響する可能性が指摘されています。
そのため、お茶やコーヒーなどと亜鉛の同時摂取は避け、時間をずらすことをお勧めします。
コーヒーと亜鉛の関係については、「コーヒーと亜鉛の相性」もあわせてご覧ください。
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※本品は栄養補助食品(サプリメント)であり、医薬品ではありません。