適応障害の症状はストレスや環境、患者様自身の性格によってさまざまですが、主に以下の症状に大別されており、これらの何れかの症状が目立つ、または幾つかが混合した状態となって現れます。
抑うつ・・・気分の落ち込み、涙もろい、意欲低下
不安症状・・・動機、焦燥感、神経過敏、緊張状態
身体症状・・・起床困難、頭痛、めまい、動悸、倦怠感、腹痛
抑うつや不安症状が強い場合は、ストレスに直面するとそのことばかり考えるようになります。
その場合、憂うつ・喪失感・絶望感が現れ、職場や学校などで突然泣き出す、仕事への意欲が失われ効率や成績が落ち、集中力の低下からミスが重なるようになるなど、日常生活に支障をきたすようになります。
こうした症状は原因から離れると改善し、原因が迫ってくると症状が強くなります。
例えば、職場や学校にストレスの原因がある場合、平日には不安や頭痛を起こすこともありますが、休日や趣味に没頭している時間などには、特に症状が現れることもなく安定した状態を保つことが可能です。
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