ペットボトル飲料の飲み残しによる細菌繁殖の危険性と対策についてお話します。
雑菌の繁殖
雑菌の繁殖には温度・栄養・水分の3つの条件が必要で、一般的に気温10~60度、湿度が50%以上の場所で繁殖し、36度前後で最も繁殖スピードが速くなると言われています。
鞄に入れて持ち歩いたり、長時間放置したりすると、ペットボトルの温度が上昇し雑菌が繁殖しやすくなります。
人の 口腔内にはおよそ300~700種類の雑菌が存在します。
ペットボトルを直飲みすると、飲み口から口内の菌や空気中の雑菌が入り込み、多数の菌がペットボトル内で繁殖することになります。
手に菌が付着している場合、素手で触れたボトルのキャップから細菌が混入する恐れもあるので注意が必要です。
菌によって引き起こされる症状
- 食中毒
- 腹痛・下痢
- 体調不良
- 肌荒れ
対策
開栓後ペットボトルを一度に飲み切ることが難しい方は、飲み物をコップに移して飲み、冷蔵庫に保管して早めに飲み切るよう心がけましょう。
350mlなど飲みきりサイズを購入するのもお勧めです。
より短時間で飲み切ることで細菌が増殖する時間も、雑菌が入り込む機会も減らすことができます。
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