AGA治療

フィナステリド(プロペシア)をやめてよかった理由とは?タイミングややめるべきでない人の特徴を解説

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  • フィナステリド、続けてるけどあまり効果がない…。
  • やめるタイミングがあれば教えて!

このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

フィナステリド(プロペシア)は、AGAに対し効果が認められている治療薬です。しかし、治療効果を実感するまで時間がかかるため、「本当に良くなるのだろうか…」と不安を感じる人もいます。

そこでこの記事では、フィナステリド(プロペシア)をやめてよかったと感じた人の理由や、やめるべきタイミング、やめないほうがよい人、その他の治療法などについて解説していきます。ぜひ最後まで読んで、治療を進める際の判断材料にしてください。

フィナステリド(プロペシア)をやめてよかった理由とは?

フィナステリド(プロペシア)はAGA治療に用いられる代表的な薬ではあるものの、なかにはやめてよかったと感じる方も一定数いるようです。やめてよかったと感じた方の理由は、主に以下2つにわけられます。

  • 服用をやめると金銭面の負担が減った
  • 副作用の心配がなくなった

それぞれ順番に解説していきます。

服用をやめると金銭面の負担が減った

当然のことですが、服用をやめれば金銭的な負担が減ります。AGAは進行性の症状のため、一度発症してしまうと継続的な治療が必要です。

フィナステリドはジェネリック医薬品のため費用負担は以前より軽くなっているものの、1カ月あたり4,000円程度かかります。フィナステリド(プロペシア)の治療効果を実感するためには最低6ヵ月の継続が推奨されており、例えば1年続けた場合約50,000円かかるため、費用を負担に感じる方も一定数いるようです。

副作用の心配がなくなった

副作用の心配がなくなった点を、メリットと感じる方もいます。フィナステリド(プロペシア)の副作用の発生率は低いものの、性欲減退(1.1%)、勃起機能不全(0.7%)などが報告されています。

また、体へ作用する医薬品である以上、肝機能障害などの重大な障害が起こる可能性はゼロではありません。治療をやめたことで副作用の心配から開放されるのは、精神的なメリットといえるでしょう。

そもそもフィナステリド(プロペシア)とは?

フィナステリド(プロペシア)は、AGA治療への効果が認められている薬です。AGAの主な原因は、男性ホルモンである「テストステロン」が「Ⅱ型5αリダクターゼ」という酵素のはたらきによって、「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されることが影響していると考えられています。

フィナステリド(プロペシア)は、このⅡ型5αリダクターゼのはたらきを阻害することで、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制し、AGAの進行を食い止めることができます。フィナステリドの効果は科学的に証明されているため、日本皮膚科学会でも使用を推奨しており、「男性型脱毛症にはフィナステリドの内服を行うよう強く勧める」とされています。(男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版)。

関連記事:プロペシア(フィナステリド)の効果は?副作用や服用の注意点について解説

フィナステリド(プロペシア)をやめるタイミング

フィナステリド(プロペシア)の効果は科学的に証明されているものの、その効果には個人差があり、人によっては合わない場合もあります。使用を中止するかどうかは総合的な判断が必要になるため、必ず医師に相談するようにしましょう。

中止を検討したいときには、以下の4点を踏まえて医師に相談してみてください。

  • 一定期間使用しても効果が見られないとき
  • 副作用がひどく改善しないとき
  • 金銭的な負担が大きいと感じるとき
  • 治療の目標を達成したとき

それぞれ順番に解説していきます。

一定期間使用しても効果が見られないとき

フィナステリド(プロペシア)の効果には、個人差があります。一定期間使用しても効果が見られない場合は、他の治療法を検討したほうがよい可能性もあるでしょう。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインでは、フィナステリド(プロペシア)は少なくとも6ヵ月程度は内服を継続し、効果を確認すべきとされています。6ヵ月を超えても効果が実感できない場合は、医師に相談するとよいでしょう。

副作用がひどく改善しないとき

フィナステリド(プロペシア)は副作用が少ないとされている治療薬ですが、個人の健康状態や体質によっては合わないこともあります。実際、フィナステリド(プロペシア)を投与した276人(0.2㎎および1㎎)を調査した研究報告において、認められた主な副作用は以下のとおりです。

  • 性欲減退(1.1%)
  • 勃起機能不全(0.7%)

また、その他に重大な副作用として肝機能障害が起こる可能性が挙げられています。フィナステリド(プロペシア)の副作用がひどいときは、無理をせず中止すべきか医療機関で相談してみてください。

金銭的な負担が大きいと感じるとき

フィナステリド(プロペシア)の費用は、クリニックなどによっても異なりますが、月4,000円程度かかります。治療には少なくとも6ヵ月以上継続が必要とされており、1年以上継続した場合年間約50,000円かかるため、負担に感じる方もいるでしょう。

費用面が負担に感じる場合もその旨を正直に医師に伝え、代替案がないか相談するとよいでしょう。

治療の目標を達成したとき

継続した治療により薄毛が改善され、目標が達成されればフィナステリド(プロペシア)の中止も検討できるでしょう。ただし、フィナステリド(プロペシア)の内服を中止すれば、薬の効果も消失します。

AGAは進行性の症状なので、治療薬を中止すれば体質も元に戻ってしまう可能性が高くなります。再発のリスクなどを考慮したうえで、中止したい場合は医師と相談してみてください。

フィナステリド(プロペシア)をやめない方がよい人の特徴

ここまでフィナステリド(プロペシア)をやめるメリットやタイミングを説明してきましたが、逆にやめないほうがよい方もいます。やめないほうがよい方の特徴は、以下の2つです。

  • フィナステリド(プロペシア)の服用期間が短い人
  • 初期脱毛が気になる人

これら2つに当てはまる方は、まだ治療効果を実感できる時期ではない可能性があるためです。フィナステリド(プロペシア)による治療は少なくとも6ヵ月程度の継続が必要とされています(男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版)。

AGA治療に長い期間がかかる理由は、ヘアサイクルが正常化するまでに日数がかかるためです。一般的に、健康的な方のヘアサイクルは2~6年周期とされていますが、AGA患者は数ヶ月~1年にまで短縮してしまっていることが多いです。この周期を改善させるには、根気よく治療を継続する必要があるのです。

また、治療初期に脱毛が増えたと感じている方も治療をやめるべきではありません。フィナステリドの内服を開始すると1~3か月後頃に一時的な抜け毛が増えることがあります。

この現象は、それまで生えていた弱くて細い毛髪が、新たに生えてきた強くて太い毛髪に押し出し、生え変わっていることの現れです。継続することで薄毛の改善が期待できるでしょう。

AGA治療はやめるとどうなる?

AGAはホルモンの働きによってヘアサイクルが短縮し、薄毛となる進行性の病気です。そのため治療を中断してしまうと体質も元に戻り、再び薄毛が進んでしまいます。

現在の医療ではAGAを根本的に治療することは困難なため、フィナステリド(プロペシア)で薄毛の進行を食い止めたり、発毛促進効果のある治療薬を使用して毛量を維持したりすることが主な目的となります。効果の範囲を理解したうえで、治療をいつまで続けるか考えることが大切です。

関連記事:AGA治療はやめるとどうなる?一生続ける必要がある?やめどきはあるか解説

フィナステリド(プロペシア)以外のAGA治療法

AGA治療には、フィナステリド(プロペシア)以外にもいくつか選択肢があります。フィナステリド(プロペシア)が体質に合わなかったり、継続が難しいと感じたりする場合は以下の3つの方法も検討してみてください。

  • 内服薬・外用薬
  • 植毛・増毛
  • 光治療

それぞれ詳しく解説していきます。

内服薬・外用薬

AGA治療には、フィナステリド(プロペシア)の他に以下のような内服薬・外用薬も使用されています。

  • ザガーロ
  • ミノキシジル

ザガーロはフィナステリド(プロペシア)と同タイプの治療薬ですが、プロペシア(フィナステリド)が5αリダクターゼのⅡ型のみを阻害する一方、ザガーロはⅠ型とⅡ型どちらも阻害するはたらきがあります。そのためフィナステリド(プロペシア)より高い治療効果が期待できますが、副作用のリスクも高くなる点に注意が必要です。

ミノキシジルには内服薬・外用薬どちらのタイプもあり、血流をよくすることで発毛を促す効果が認められています。フィナステリド(プロペシア)もしくはザガーロと併用することで相乗効果が期待できるため、フィナステリド(プロペシア)単剤では十分な効果を出なかった方におすすめです。ただし、こちらも副作用のリスクには十分に注意しましょう。

植毛・増毛

植毛・増毛は、自分の髪あるいは人工毛を頭皮に植えつけることで、髪のボリュームをアップさせる方法です。このうち自毛植毛は髪が生えているところを頭皮ごと採取し、髪が薄いところへ直接移植するため、植え替えた後も成長し、自然に髪が生えてくる点がメリットです。

ただし、治療費は高額となりやすく、65~300万円程度かかります。一方で、一度手術を受ければ効果は持続しやすいため、育毛剤などのランニングコストは安く抑えられる可能性もあります。

光治療

光治療は、LEDなどの光を使って頭皮の毛母細胞の発達を促す治療法です。穏やかな光を照射し、髪の毛の成長阻害因子を抑制する効果や、細胞の活性化、血行促進効果が期待できます。また、頭皮環境も整えて髪にうるおいやハリを与えてくれます。

頭頂部の薄毛への治療効果が高いため、頭頂部が気になる方におすすめです。施術後には照射部位に赤みが出たり、頭痛が起こったりすることがありますが一時的なことがほとんどなのです。

まとめ

フィナステリド(プロペシア)は、AGAの治療効果をもつ薬にひとつです。しかし、その作用は個人差があるため、すべての方に合うとは限りません。

一定期間継続しても効果を感じられなかったり、副作用が強く出てしまったりした方は、別の治療法を選択するとよいでしょう。治療法を検討するときには、必ず専門医のいる医療機関で相談するようにしてください。

Dr.AGAクリニックはAGA・薄毛治療を専門としているため、専門的な知識と経験を活かして一人一人に合った治療法を提案できます。これまでに治療を受けた方の99.5%が発毛を実感されているため、今現在「上手くいっていない…」と感じてる方でもきっとお力になれるはず!

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