AGA予防・対策

キウイの栄養素が薄毛に効果あり?髪への影響を解説

AGA予防・対策

なんとか食べ物で薄毛の症状を改善できないかと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、食べ物や飲み物だけで薄毛を治療することは難しいですが、食べ物によっては栄養素を摂取することで身体の内側から薄毛症状にアプローチしていくことはできます。

そこで、今回この記事では、薄毛に良いと噂されるキウイについて取り上げたいと思います。なぜ、キウイの栄養素が薄毛にプラスに働くのかをみていきましょう。

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クエルシトリン

薄毛に悩まれる方にキウイがおすすめなのは、AGAに影響する酵素にキウイの成分が作用するからです。

AGAの原因としては、主に遺伝的要因とホルモンバランスの変化が深く関わっています。男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、このジヒドロテストステロンが毛根に作用することで毛髪が徐々に細くなっていきます。

しかし、キウイの種子エキスに含まれているクエルシトリンには、植物性フラボノイドとしての抗酸化作用があり、一部の研究ではこのフラボノイド類が5αリダクターゼに影響を与える可能性が示唆されています。

つまり、キウイを食べてクエルシトリンを摂取することで、AGAの症状の進行遅延をサポートできる可能性があるといえます。

ビタミンB群

キウイには豊富なビタミンB群が含まれており、それぞれが育毛において重要な役割を果たします。

ナイアシン(ビタミンB3)

ナイアシン(ビタミンB3)には血管拡張作用があることが示されています。この作用により、頭皮の血行が促進され、毛細血管から栄養が行き渡りやすくなり、頭皮環境の改善や毛髪の成長への手助けとなる可能性が期待できます。

また、ナイアシンには皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあり、頭皮の乾燥や炎症を抑制し、バリア機能をサポートします。健康な頭皮環境は健康な髪の毛の生育に不可欠であり、頭皮トラブルの改善が薄毛予防につながります。

さらに、ナイアシンの持つ抗酸化作用によって、酸化ストレスが抑えられ、頭皮環境の改善につながります。酸化ストレスは髪の毛の成長を阻害する要因となるため、抗酸化作用を持つナイアシンの摂取は健康な髪の育成をサポートします。

ビオチン(ビタミンB7)

ビオチン(ビタミンB7)は、アミノ酸や脂質、糖の代謝に関わる栄養素です。キウイには少量ではありますが、ビオチンも含まれています。

髪の毛はその80~90%がタンパク質で構成されており、そのうちの大部分がケラチンから作られています。そして、ケラチンは18種類のアミノ酸から形成されています。ビオチンがアミノ酸の代謝をサポートすることで、髪の主成分であるケラチンの合成がスムーズに行われ、育毛効果が期待できます。

葉酸(ビタミンB9)

葉酸(ビタミンB9)は、ビタミンB12とともに赤血球を作る材料となります。赤血球は酸素や栄養素を全身に運ぶ役割を持っているため、髪の毛の健康にも影響を与えます。十分な酸素や栄養素が頭皮に届くことで、髪の毛の成長が促進されます。

なお、葉酸は熱や空気酸化に対して弱い性質を持つため、キウイのように生で食べられる食品から摂取することが効率的です。グリーンキウイには100gあたり約73μg、ゴールドキウイには約82μgの葉酸が含まれており、成人の1日の推奨摂取量240μgの約3分の1をキウイ1個で摂取できます。

ビタミンB12

ビタミンB12は主に動物性食品に含まれる栄養素で、植物性食品にはほとんど含まれていませんが、キウイにもわずかに存在します。

ビタミンB12には神経を保護する働きがあり、頭皮の神経機能を正常に保つことで、健康な頭皮環境の維持に貢献します。また、タンパク質の代謝や新しい細胞の生成にも関わっており、絶えず新しい細胞を作り出して成長する髪の毛の健康にとって重要な栄養素です。

なお、ビタミンB12不足は貧血の原因となり、その結果として頭皮への栄養供給が低下して薄毛の原因になる可能性もあります。キウイに含まれるわずかなビタミンB12も、他の食品と組み合わせて摂取することで、髪の健康をサポートする一助となるでしょう。

ビタミンE

ビタミンEは、頭皮の毛細血管を丈夫にして血行を改善します。頭皮の血行が促進され、毛細血管から栄養が行き渡りやすくなり、頭皮環境の改善や毛髪の成長への手助けとなる可能性が期待できます。

また、ビタミンEにはターンオーバーを整える効果があります。頭皮のターンオーバーが正常に行われることで、健康な髪の毛が生えやすい環境が整います。

さらに、ビタミンEの持つ抗酸化作用によって、酸化ストレスが抑えられ、頭皮環境の改善につながります。酸化ストレスは髪の毛の成長を阻害する要因となるため、抗酸化作用を持つビタミンEの摂取は健康な髪の育成をサポートします。

キウイ100gあたり約1.3mgのビタミンEが含まれており、1個のキウイ(可食部約94g)では約1.22mgのビタミンEを摂取できます。

マグネシウム

マグネシウムは髪の毛の成長において、細胞分裂を促進する役割を持っています。髪の毛は常に新しい細胞が生成されることで成長するため、細胞分裂を活発にするマグネシウムの摂取は健康な髪の毛の成長をサポートします。

また、マグネシウムは体内の数百種類の酵素反応に関わっており、ケラチンの合成にも関与しています。十分なマグネシウムを摂取することで、強くて健康な髪の毛の生成をサポートすることができます。

キウイには可食部100gあたり約14mgのマグネシウムが含まれており、カルシウムとのバランスも良好です。

ビタミンC

さらに、キウイには、その酸っぱさからもわかるとおり、ビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは、髪や肌、血管などの主要な構成成分であるコラーゲンの生成をサポートします。これによって、髪のハリ・コシ・ツヤが改善し、抜け毛予防につながると考えられます。

さらに、ビタミンCには抗酸化作用や血行促進作用があり、頭皮環境を整えて発毛を促進する効果が期待できます。

キウイ100gあたり約71mgのビタミンCが含まれており、1個のキウイ(可食部約94g)では約66.74mgのビタミンCを摂取できます。成人の1日のビタミンC推奨摂取量が100mgであることを考えると、キウイ1個で必要量の約7割を摂取できることになります。

キウイの効果的な食べ方

薄毛改善に効果が期待できる栄養素を効率的に摂取するには、食べ方の工夫も必要です。Dr.AGAクリニックでは、以下のようなキウイの食べ方を推奨しています。

  • 生で食べる: ビタミンCや葉酸は熱に弱いため、生のまま食べることで栄養素の損失を防げます。
  • 完熟を選ぶ: 完熟したキウイの方が甘みが増し、ビタミンCなどの栄養素も豊富です。少し柔らかく感じるくらいが食べ頃です。
  • 皮ごと食べる: キウイの皮には果肉の約3倍の食物繊維と多くの抗酸化物質が含まれています。よく洗って皮ごと食べることで、栄養価が大幅にアップします。

キウイの摂取に関しては当院の食事改善相談サービスでご相談ください

当院では、ご来院の際にカウンセリングの中で患者様の疑問や質問にお答えしております。

食事改善相談サービスでは、キウイを始めとした薄毛改善を助ける食べ物・栄養素、薄毛の進行につながる食べ物・飲酒・喫煙など、AGAに関係する食事改善について重要な知識をお伝えしております。ぜひお気軽にご相談ください。

薄毛でお悩みの方へ。あきらめない!薄毛・AGAは医療治療で!
この記事の監修医師
総院長

Dr.AGAクリニック総院長 岩槻 快樹

2019年 大阪市立大学医学部卒業
2019年 大阪市立大学医学部附属病院
2021年 医療法人杏和会 阪南病院
2022年 Dr.AGAクリニック大阪梅田院 院長就任
2024年 Dr.AGAクリニック 総院長就任

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