健康情報

就寝時の姿勢

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就寝時の姿勢は疲労の回復や、睡眠の質に影響を与えるのをご存知でしょうか。

大きく分けて「仰向け」、「横向き」、「うつ伏せ(腹ばい)」の3つになります。

■仰向け

理想的な寝姿勢は【仰向け寝】で、全身の筋肉の緊張が少なく最もリラックスできる寝方だと言われています。

寝返りしやすく、体にかかる圧が均等にバランス良く分散されるため血液循環がアップし、血栓もできにくくなります。

手足を広げ放熱することで体温が下がりやすく、寝つきも良くなります。

また、顔のしわやたるみの予防にも期待できます。

※舌が重力で下に落ち、気道が狭くなり呼吸しにくくなる場合があるため、いびきをかく人や、睡眠時無呼吸症候群の方にはあまりお勧めできません。 

■横向き

身体の右側を下にして眠ると、心臓の負担を軽くできると考えられています。

その他、舌根沈下によって気道がふさがることを防いだり、いびきの抑制や睡眠時無呼吸症候群の予防にも効果的です。

身体の左側を下にすると、胸焼けを緩和したり、リンパの流れが良くなることで老廃物や体内の毒素の排出促進に期待できます。

 ※横向き寝を続けることで体や歯並びの歪みに繋がってしまう可能性があります。

 ■うつぶせ

筋肉がゆるみ、身体の痛みにつながる筋肉の緊張状態がほぐれるため、肩こりや腰痛が和らぎます。

首回りに脂肪が多かったり顎が小さく気道が狭い場合、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすこともあるため、うつぶせで眠ると安全だと言われています。

ただ、一人で寝返りができない赤ちゃんや高齢者には推奨できません。

最初に姿勢を決めても、人は一晩で何十回も寝返りをするので寝姿勢を固定することは難しいです。寝返りの効果には体温の調節、体圧の分散、圧迫防止などが挙げられ、体の負担を和らげています。 

スムーズに寝返りができるよう、寝具や衣類の素材など就寝環境を見直すことも快眠にとって重要であると言えます。

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